兄に菅田将暉さん、弟に菅生新樹さんをもつ「こっちのけんと」さん。
こっちのけんとさんの生い立ちが気になる方も少ないでしょう。
今回は、こっちのけんとさんの生い立ちを紹介するとともに、双極性障害を公表したことでリスナーが救われていることについてまとめていきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
こっちのけんとのプロフィール
引用元:THE MAGAZINE
こっちのけんとさんのプロフィール
- 名前:菅生健人(すごうけんと)
- 生年月日:1996年6月13日
- 出身地:大阪府箕面市
- 職業:歌手・YouTuber・マルチクリエイター
- 兄:菅田将暉(すだまさき)俳優
- 弟:菅生新樹(すごうあらき)俳優・モデル
こっちのけんとの生い立ち
兄に菅田将暉さん、弟に菅生新樹さんを持つこっちのけんとさん。
菅田将暉さんも菅生新樹さんも俳優として活躍していますが、こっちのけんとさん自身はどのような方なのでしょうか。
ここからは、こっちのけんとさんの生い立ちを紹介していきます。
幼少期から音楽とダンスが好き
こっちのけんとさんは、幼少期から音楽とダンスが好きだったそうです。
父が音楽が好きだったこと。家でよくギターの弾き語りをしていました。車の中では知らない音楽がたくさん流れていましたね。
引用元:billboard JAPAN
音楽のルーツはお父さんだったんですね
ダンス好きになったきっかけは、小学生時代に習っていたサッカーの最中で「くるくると回る」こっちのけんとさんを見たご両親からの一言だったとのこと。
両親が「あの子、サッカーよりダンスとかのほうがいいんじゃないか」と思って、ダンスを習わせてもらって。
引用元:billboard JAPAN
ご両親の言葉がなかったら、こっちのけんとさんのダンスパフォーマンスは生まれていなかったのですね。
中学校ではいじめられていた
こっちのけんとさんは中学生時代にいじめにあっていたそうです。
こっちのけんとさんが中学生になったタイミングで、兄である菅田将暉さんが俳優デビューされています。
お兄さんの活躍を誇りに思っていたこっちのけんとさんですが、周りからは「調子に乗っていると思われはじめた」と語っています。
ゴミ箱からぼくの筆箱が出てきた日くらいから「菅田将暉の弟」といわれる怖さを体感するようになります》と、過酷な現実を痛感することに。
兄の菅田将暉さんの活躍は、こっちのけんとさんにとっては「嬉しさ」と「怖さ」を生み出してしまったようですね。
高校は私立箕面学園高等学校を卒業
中学校を卒業後、私立箕面自由学園高等学校へ進みました。
箕面自由学園高校の情報
偏差値 | 45-62 |
全国ランキング | 960位/9,129件中 |
箕面自由学園高等学校に入学後、こっちのけんとさんのお兄さんが菅田将暉さんだとすぐに知れ渡ってしまったそうです。
こっちのけんとさんは、ネットで自分のことを調べてみたところ次のような書き込みを見つけてしまったとのこと。
「菅田将暉の弟は同じクラスだけど、弁当箱はお下がりを使ってた!兄の名前が書いていた!」
それ以降、兄である菅田将暉さんの顔に「泥を塗らないようにしよう」と思い始めたこっちのけんとさん。
こっちのけんとさんの中での葛藤が生まれ始めたのは、箕面自由学園高等学校での高校生活が始まった時期だったのでしょうね。
大学は駒澤大学に進学
こっちのけんとさんは、箕面自由学園高等学校を卒業後、駒澤大学へ進学しています。
駒澤大学の情報
偏差値 | 40.0-52.5 |
こっちのけんとさんが入学した学部は、公表されていませんでした。
大学卒業後は会社員の道へ
駒澤大学卒業後は、上場企業に入社し会社員の道へ進んだこっちのけんとさん。
こっちのけんとさんが就職した企業は公表されておらず、ご自身のXにも質問への返答が以下のようにされています。
会社員1年目で「うつ病」を患う
こっちのけんとさんは、就職した企業で会社員として働くも一年目で「うつ病」と診断されました。
中学校から続いてきた兄の存在を自分の中で抱えてきた結果、患ってしまったそうです。
退職後、音楽活動を開始
うつ病を患ったこっちのけんとさんは、会社を退職されてから「音楽活動」を開始します。
その時に「菅田将暉さんのための理想の弟」から自分に目を向けるようになり、「こっちのけんと」が誕生したそうです。
こっちのけんとの音楽活動
幼少期から音楽とダンスが好きだったこっちのけんとさん。
本格的に音楽活動始めたのは、うつ病を患って会社を退職した後です。
音楽活動に力を入れるようになった出来事は、それ以前にあったとのこと。
ここでは、こっちのけんとさんの音楽活動を詳しくまとめていきます。
大学3年生の時にアカペラグループに所属し、全国優勝
こっちのけんとさんは、駒澤大学3年生の時にアカペラグループに所属し、アカペラの全国大会「A cappella Spirits」で優勝しています。
この時のことをこっちのけんとさんは、以下のように振り返っています。
初めて《自分自身が評価されたと感じた》瞬間だった
菅田将暉さんの弟ではなく、こっちのけんとさんとして認められたのですね
しかし、そのタイミングで菅田将暉さんも「アカデミー賞」を獲得し、歌手デビューを果たしていました。
引用元:映画ナタリー
この出来事に対して、こっちのけんとさんは「ふざけるな」と、やり場のない怒りを覚えたそうです。
紅白歌合戦で「RADWIMPS」のバックコーラスを担当
こっちのけんとさんは、うつ病で会社を退職後、2019年に「紅白歌合戦に出場したRADWIMPS」のバックコーラスを担当しています。
大学時代にはアカペラで全国大会で優勝していたことから、声を掛けられた
引用元:Sponichi Annex
大学での音楽活動が実を結んだのですね
2022年に「Tiny」でデビュー
こっちのけんとさんは、2022年8月31日に配信曲「Tiny」で歌手デビューしました。
「Tiny」発表時のことをこっちのけんとさんは、次のようにコメントしています。
僕のような未熟な“弟”ではどうしても“兄”に対して、嫉妬や憧れの念を感じてしまいます。これは兄が大人になるずっと前から感じていた感情で、今でも大切にしている感情です。
引用元:Real Sound
デビュー曲のテーマが「兄弟」なのは、こっちのけんとさんの中でも大きかったのでしょうね。
「死ぬな!」がサブスクで総再生回数1400万回を超える大ヒット
こっちのけんとさんは、「Tiny」リリースの翌年、「死ぬな!」を発表しています。
「死ぬな!」はサブスクで総再生回数1400万回を超える大ヒットになりました。
リスナーからも大絶賛されていますね
こっちのけんとさんは「死ぬな!」について次のようなコメントを残しています。
過去の自分が「こんな曲があったら良かったのにな」と言うような曲を作りたいと思ってました。自分にとっては兄の存在が大きいですが、兄弟に限らず、他人に劣等感を抱くことは人間誰しもあるじゃないですか。そういう人たちに、偶然でも救いの手を差し伸べられたなと思います。
引用元:THE MAGAZINE
「死ぬな!」は多くの人の心に刺さったことを数字が物語っていますが、こっちのけんとさんにとっても安心材料になったようですね。
2024年「はいよろこんで」がSNS総再生回数140億回を突破!
こっちのけんとさんは2024年に「はいよろこんで」をリリースし、SNSでの総再生回数が140億回を突破しました。
引用元:OTOTOY
「はいよろこんで」の制作秘話として、こっちのけんとさんは次のようにコメントしています。
「はいよろこんで」という言葉には、“人のために役立ちたい”という思いに加えて、気が付いたら自身をないがしろにしていたと語る、こっちのけんと。「いい言葉だけど、実は、裏で自分を犠牲にしているような言葉を、楽曲にできたことは僕のなかですごく大事なモーメントになっています。人生を変えた1曲です」と話していました。
引用元:THE MOMENT
「はいよろこんで」のヒットは、こっちのけんとさんを語る上でなくてはならない出来事になったのがわかりますね。
こっちのけんとは双極性障害を患っている
うつ病で会社を退職した後、音楽活動を始めた、こっちのけんとさん。
音楽活動を本格的に始めてからも精神的不調はあったようです。
こっちのけんとさんは、「双極性障害である」という話についても詳しく紹介します。
2022年に「双極性障害」と診断される
会社に入社した1年後にうつ病を診断されたこっちのけんとさんは、2022年に「双極性障害」だと診断されています。
引用元:dmenu ニュース
うつ病を治療していたなかで、医師から実は「双極性障害」であると告げられたとのこと。
本人も双極性障害であることをXでポストしていました。
双極性障害を音楽活動に活かすようになる
こっちのけんとさんは、双極性障害を発症後に大ヒットしている「はいよろこんで」を作っています。
「はいよろこんで」の楽曲タイトルの意味として、次のようにコメント。
「うつ病と躁うつ病は似て非なるもので。処方される薬も変われば、生活で気を付けることも変わってきます」と語り、「テンションが高すぎているときに、友達からの誘いだったり、お仕事の依頼を『はいよろこんで』と受けていたんです。ただ、それが自身の精神が病んでしまうきっかけの入り口になっていたというのもあって」
引用元:THE MOMENT
うつ病を抱えて会社員を退職した後、双極性障害と診断されたこっちのけんとさん。
「はいよろこんで」は、双極性障害を患ったこっちのけんとさん、だからこそ作ることができたのですね。
こっちのけんとは双極性障害を抱える人の希望になっている
こっちのけんとさんが双極性障害であることを公表した後、曲を聴いたリスナーの希望になっているようです。
ここでは、こっちのけんとさんと同じように苦しむ人の支えになっているという内容をまとめていきます。
SNSで自分の闘病生活を発信
こっちのけんとさんは「双極性障害」だということを明かした後もSNSで自分の闘病生活を発信しています。
引用元:THE MOMENT
SNSでの発信が「双極性障害」を抱える人たちの心にも響き、勇気づけられるリスナーも多いです。
包み隠さず自分の闘病生活を発信しているからこそ、こっちのけんとさんの楽曲は人気があるのだと言えますね。
双極性障害で苦しむ人たちへの希望にも
大ヒットしているこっちのけんとさんの「はいよろこんで」は、双極性障害で苦しむ人たちへの希望を歌にしているそうです。
「怒り抱いても優しさが勝つあなたの欠けたとこが希望」っていうところがあるんですけど、ここはすごく思い入れがあって。
僕の友人でも、優しすぎて自分を苦しめてしまう人がたくさんいるんですが、その人たちは怒りの感情がないところが欠陥だと思っていたけど、その優しさのおかげで救われている人たちにとっては希望だよな、と思ったんです。
引用元:NHK
双極性障害を抱えるファンにとっての「希望の言葉」を盛り込んでいるからこそ、こっちのけんとさんの楽曲は愛されているとも言えますね。
まとめ
今回は、NHK紅白歌合戦に出場が決まった「こっちのけんとさん」の生い立ちと双極性障害を患っていることについて紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- こっちのけんとさんは、幼少期の頃に音楽とダンスを興味を持った
- 駒澤大学卒業後、上場企業に入社したが、1年後に「うつ病」で退職
- 退職をきっかけに本格的に音楽活動を開始
- 「うつ病」ではなく、「双極性障害」だと診断され、SNSで闘病生活を発信
- こっちのけんとさんの発信が同じように悩んでいる人の心を支えている
こっちのけんとさんは、兄に菅田将暉さん・弟に菅生新樹さんの間で苦しい思いを抱えていたのですね。
しかし、その経験から今のこっちのけんとさんがいるのは間違いないでしょう。
これからのこっちのけんとさんの発信や楽曲にも注目しながら、応援していきましょう。