元阪神タイガースの投手で、海外でも活躍していた藤浪晋太郎投手が横浜DeNAベイスターズと契約しました。
「なぜ、阪神タイガースに戻って来なかったのか?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、阪神が藤浪晋太郎投手を獲得しなかった理由をまとめてみました。
また、藤浪投手の海外での活躍や成績についても紹介していきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
藤浪晋太郎のプロフィール
引用元:THE DIGEST
- 名前:藤浪 晋太郎(ふじなみ しんたろう)
- 生年月日:1994年4月12日(2025年7月現在 31歳)
- 出身地:大阪府堺市南区
- 出身高校:大阪桐蔭高等学校
- 所属チーム:横浜DeNAベイスターズ
阪神が藤浪晋太郎を獲得しなかった理由は?
元阪神タイガースに所属しており、アメリカで活躍していた藤浪晋太郎投手が横浜DeNAとの契約合意を決断しました。
ここでは、阪神タイガースが藤浪晋太郎投手を獲得しなかった理由について、まとめていきます。
①阪神の支配者登録枠問題
阪神が藤浪晋太郎投手と契約しなかったのは、支配者登録枠の問題があったようです。
日本のプロ野球(NPB)では、支配者登録制度があります。
支配者登録制度とは?
- 各球団において、1軍と2軍の選手全員をNPBリーグに登録すること
- 支配者登録の数は、各球団「70人まで」とされている
阪神タイガースの支配者登録枠は、2025年7月15日現在、「69人/70人中」です。
2日前の7月13日の段階で、支配者登録者数は「68人」になっていました。
次の日である7月14日に、阪神は「グラント・ハートウィグ投手」との契約を締結。
残りの支配者登録枠は、1人になっています。
そんな中、過去に阪神タイガースに所属していた「ラファエル・ドリス投手」の再獲得に動いているようです。
ファンの間でも「ドリス投手」を獲得するのか、「藤浪晋太郎投手」を獲得するのかに注目が集まっていました。
阪神支配下の残り1枠はフジかドリスか🤔
— ひでぼー (@hide_ddr) July 14, 2025
阪神 ドリス再獲得!?
— たかꉂꉂ🐯 (@takatigers0729) July 9, 2025
新外国人投手もリストアップ!?
藤浪晋太郎は???
「両投手を獲得してほしい」と希望するファンも多かったです。
藤浪晋太郎もドリスも阪神来たらええわ
— kiyo (@_yua65_chika5_) July 9, 2025
藤浪投手がDeNAとの契約をしたことにより、阪神タイガースはドリス投手の獲得に向けての動きを見せるかもしれません。
阪神の支配者登録枠が「藤浪晋太郎投手」を獲得しなかった理由の一つと言えるでしょう。
②阪神の投手層の厚さ
阪神タイガースが藤浪晋太郎投手を獲得しなかった理由の2つ目には「阪神の投手層の厚さ」があるとも考えられます。

2025年7月15日現在、阪神のチーム防御率は「1.95」という1試合につき「2点以下の失点」しか与えていない状況です。
先発投手の防御率だけでなく、リリーフや抑えの防御率も高いため、藤浪晋太郎投手の獲得から手を引いたのかもしれません。
ファンの間でも「阪神タイガースの投手層が厚い」という声は多くみられました。
藤浪結局ベイスターズで日本球界復帰となったか
— 神奈川の虎党@ケンシロウ虎の4番サトテルホームラン・打点二冠目指せ (@kenshirohanshin) July 14, 2025
セリーグ他球団移籍となったな
阪神復帰ならなかったのはやはり阪神投手陣の層の厚さだったんだろうな https://t.co/yW1CvplE7w
藤浪結局横浜か。まあ普通に阪神の投手層考えたらチャンスあんまなさそうだしな
— 武士カス (@ZntuMw) July 14, 2025
今の阪神タイガースの投手陣の活躍をみていると、藤浪投手を使うタイミングはないのかもしれません。
③コントロールの悪さ
藤浪晋太郎投手を阪神タイガースが獲得しなかった理由の3つ目は「コントロールの悪さ」が挙げられます。
引用元:Full-Count
藤浪投手の売りは、速球派のピッチャーです。
オリオールズ時代には、日本投手最速記録となる「165.1キロ」をマークしています。
一方で、四死球も多く、2015年・2016年ともにリーグでのワーストを記録しました。
デッドボールや暴投も多く、コントロールの悪さがファンの間でも印象が強くなっているようです。
藤浪のコントロールはもう改善せんやろ
— ぶぶっち (@BubusanZ) July 12, 2025
別に藤浪嫌いじゃないけど、今からなおるとは到底思えん😢
藤浪、マイナー18イニングで29四死球とか
— クロたん (@kromati_49) July 14, 2025
絶対NPBでも暴れるやつだろ
これで豪速球の死球で贔屓球団の選手破壊なんてされたらたまったもんじゃないわ
藤浪投手のコントロールの悪さは、今の阪神タイガースの指標に合わなかったのかもしれません。
海外での活躍
藤浪晋太郎投手を阪神タイガースは獲得しませんでしたが、海外で活躍した投手です。
ここでは元々、所属していた阪神タイガースからメジャーに移籍した後の活躍や成績をまとめていきます。
オークランド・アスレチックスでの活躍
藤浪晋太郎投手は、2023年1月14日付で「オークランド・アスレチックス」と契約を結びました。
引用元:Full-Count
アスレチックスでは、開幕時に先発として起用され「2023年4月1日」のエンゼルス戦に初登板。
結果は、「投球回数:2回1/3 失点;8」で、MLBデビュー登板で敗戦投手となっています。
先発起用を引き続き任されていましたが、失点が多くなり、中継ぎとして起用され始めました。
リリーフで起用され始めてからの藤浪晋太郎投手は「5勝」を記録しています。
さらに、6月には「11試合連続無四球」をマーク。
【藤浪晋太郎選手の結果】
— HiT / MLB日本人選手速報 (@hitotonoya1_00) June 14, 2023
✅投球回:1回
✅球 数:16球
✅被安打:1
✅奪三振:1
✅与四死球:0
✅失 点:0
防御率11.12→10.80📊
160キロ連発で1回無四球0失点の好投を魅せ、
オープナーの役割を果たしました👍
これで4試合連続無失点!#藤浪晋太郎 #アスレチックスpic.twitter.com/ff0ZxYJIkV
三振の数も「20個」を奪っており、オークランド・アスレチックスの勝利に大きく貢献しました。
オリオールズでの活躍
藤浪晋太郎投手は、2023年7月19日にオークランド・アスレチックスからボルチモア・オリオールズに移籍。
引用元:Full-Count
2日後の7月21日にレイズ戦で、リリーフとして登板しました。
しかし、初球159.9キロのストレートをホセ・シリに捉えらてしまい、ホームランを浴びてしまいます。
その後もリリーフでの登板を重ね続けました。
8月7日のメッツ戦でもリリーフとして起用され、日本人投手最速記録の165.1キロを記録。
本日の東京7版1面はMLB🇺🇸出た‼️オリオールズ藤浪晋太郎投手が165.1㌔🤩エンゼルス大谷翔平投手超え👏詳しくはニッカンで📰#藤浪晋太郎 #オリオールズ #大谷翔平 #エンゼルス #MLB pic.twitter.com/FzOMUm9QTn
— 日刊スポーツ東京販売局 (@nikkan_t_hanbai) August 8, 2023
165.1キロの球は、大谷翔平選手でも出すことができていない記録です。
ニューヨーク・メッツ傘下での活躍
藤浪晋太郎投手は、2024年2月14日に「ニューヨーク・メッツ」と契約をしました。
引用元:Full-Count
3月24日からオープン戦に出場を続けたものの、5試合の登板で防御率は12.27。
ボールのコントロールが思うようにいかず、シラキュース・メッツにマイナー降格されてしまいました。
5月14日メジャーへの昇格ができましたが、右肩痛により故障者リスト入り。
その後もシラキュース・メッツで、調整を重ねるも防御率は10.95・27四死球という結果に終わっています。
ファンの中では、メッツでの藤浪晋太郎投手の活躍を忘れたい人もいるようです。
藤浪がメッツにいたこと100%忘れてたわ。そんでもう忘れそう。脳が忘れろって言ってる。
— ローファイ・ベースボール (@Lo_Fi_Baseball) July 14, 2025
マリナーズ傘下での活躍
藤浪晋太郎投手は、2025年1月17日に「シアトル・マリナーズ」とのマイナー契約を締結。
引用元:Full-Count
契約後、キャンプでの調整を繰り返すも、メジャーでの開幕を迎えられませんでした。
マイナーでの開幕後、合計21回登板し、奪三振24・四死球26・防御率5.79という結果を残しています。
特に5月以降の成績は、11試合:失点1という好成績を記録。
藤浪晋太郎、8試合連続無失点でメジャー昇格アピール 6月いまだ無失点…防御率5.79まで良化 #藤浪晋太郎 #TridentsUphttps://t.co/BiMA8WtCzl
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) June 12, 2025
しかし、2025年6月17日に自由契約という形で、アメリカでの野球から去り、日本球界に戻ることになりました。
まとめ
今回は、横浜DeNAに移籍した「藤浪晋太郎投手」を古巣である、阪神タイガースが獲得しなかった理由をまとめていきました。
また、藤浪投手の海外での活躍も紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- 阪神タイガースが藤浪晋太郎投手を獲得しなかった理由には大きく分けて3つある
- 「阪神の支配者登録枠問題」「投手層の厚さ」「藤浪投手のコントロールの悪さ」が理由とされる
- 藤浪晋太郎投手は、海外での活躍も目立った
- アメリカでは「アスレチックス」「オリオールズ」「メッツ」「マリナーズ」の4球団で活躍した
- オリオールズ時代には「日本人最速記録の165.1キロ」を記録している
阪神タイガースは獲得しなかった藤浪投手ですが、横浜DeNAに入団したことで日本球界に戻ってきました。
今後の日本での活躍にも注目していきたいですね。